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共謀空間FC

2009.12.13 Sun

 …まだ見に行けないけどね。

 そんなわけで日曜恒例。blogramランキング上位の共謀空間メインコンテンツ戦隊&仮面ライダーレビュウ始まるよー。


 『シンケンジャー』。明らかになるアクマロの目的。常人には到底理解不可能なことを企む敵役ほど始末に負えないものはない。命冥加さ加減などカケラほどもありゃしない奴なら尚更。戦隊シリーズのヴィランとしては歴代最もダークかも知れんね外道衆。
 「家族」が重要なキーワードになっている本作。終盤に来て意外なキャラにこのキーワードを当てはめてくる。人として生きる未来を絶たれ、絶望と虚無の果てに外道に堕ちた「境界の住人」十臓。恐らくは最後の最後までそんな彼を見放さなかったのであろう人々。その存在が絶望の剣鬼を一縷人たらしめていたのだとすれば。そしてそんな者達が自身の唯一の渇望を雪ぐための道具とされているなどと知ってしまったならば。その胸中やいかばかりであろうか。最終局面の近い侍戦隊。なかなかに予断を許さぬ状態になってきた。


 『W』。「家族」という集団の暗黒面を担うかのような園咲家。だが、そんな一家においても未だ暖かな絆が廃れているわけではないのかと思わせる一篇。結局、外面の良いアイドルの顔も、我儘で高飛車な癇気持ちの顔も、家族の中で顧みられなかった寂しさを隠すための仮面でしかないと言うことか。唯一自分を理解してくれていた弟をどこか思い出させる顔も知らない「名探偵さん」と知り合うことで、園咲若菜はそんな気持ちを思い出す。彼と言葉を交わす際は、もう一つの恐るべき仮面をもたらすガイアメモリも手放し「本当の自分」でいたい、と。悪の首魁であるはずの園咲琉兵衛がそんな娘を見て優しく微笑んでいた様子。それはミュージアムとしての思惑を抜きにした父親としての顔と考えていいのだろうね。平成ライダーでは珍しい「敵組織」だが、単純な悪の集団とも括れないよ、ね。
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