2016/12/13

ゲゲル絶賛進行中。

 西で駅のホームに人が突き落とされ、
 東で車内の乗客が切り付けられ、
 そして、全国で何の落ち度もないのに命からがら避難せざるを得なかった子供たちが理不尽な人災にまで遭ってしまう。

 ―こういうニュースを聞いてると、つくづく思い返される。


 人が、人を攻撃する行為にいかに強い快楽性を覚えるのかを。



 予てよりの持論だがこれはヒトという生き物が生存戦略の一環として進化の過程で獲得した性質。
 こういう特性を持たなければ多分、生き残ることはできなかった。

 だが、知性によって環境を整えヒトが「とりあえず生きていくことだけには概ね困らなくなった」現代、
 この性質は多くの災禍の要因になるしかなかった。これを総称して「悪意」と呼ぶ。

 人は苦痛に弱いが、それ以上に快楽に弱い。
 何故なら快楽は本来、生存戦略に適う行動から発するものだから。

 たとえ実際生きてゆくことに何の有利にも働かなくても。代替的にこの快楽を覚えることが出来るならば。
 人はそっちに、流れてしまう。
 悪意もそうして、人の性質の一部として定着してしまった。
 恐らくそう簡単には、矯正することは出来ないだろう。

 
 だから、せめて考えよう。人が生き延びるために獲得したもう一つの性質「知性」で。
 「ただ気持ちよくなるだけで、それでいいのか」と。



 『仮面ライダークウガ』に登場するグロンギは、殺戮スコアを競うという風習を持つ種族。
 なぜそんな風習を持つに至ったかは作中では一切語られない。
 それは「日常の中理不尽に降りかかる暴力」の具象なのだとプロデューサーは言う。


 現実に住むリントは、
 とうにグロンギと同じになっているのだ。

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A.V.S.&ドラティア

 脳味噌無駄遣い道を探求する共謀者たち・一退役兵とドラティアが関西辺境から世界を睥睨しつつ発信するためにならないブログ。

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