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 随分と、昔の話だが。
 某紙掲載の4コマ漫画で、「せめてものなぐさめ」というタイトルの一本を見た憶えがある。

 全国天気図を見る主人公が、
 台風が勢力を保ったまま東北から北海道まで到達する様を見てにんまりと嗤うという内容である。

 北・東日本の住人にとっては台風の被害なんて対岸の火事なんだろうな、って僻みに基づく聊かブラックなお話であり、
 逆に言うとそれだけ台風が東寄りに進むことなど当時まず考えられなかったことを表しているわけだが。

 今現在、それが現実のものとなってしまったのは周知のとおり。
 実際の話、被害が大きくなったのはそれだけ当地が「台風慣れ」していなかったというのも大きいだろうし。

 被害に遭った方々にはほくそ笑むどころか謹んでお見舞い申し上げるとしか言いようのないところではあるが、
 ほんの数十年の間に、気候の様相がそれほどに変わってしまったことに慄然とする。

 かつての「当たり前」が、通用しなくなる。
 人の世のことのみならず、自然界でもそんなことが起きるのは、何とも薄ら寒いものを覚えること頻りなり。
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A.V.S.&ドラティア
Posted byA.V.S.&ドラティア

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