食うや食わずだったあの日々から。

 ―以前も、ちらりと見せたことがあったと思うが、
 我が家ではこの日付に、こんな感じのモノを食す習慣がある。
 IMGP4045.jpg
 単に小麦粉を水で溶いたモノを焼いただけ。
 中身はカボチャを蒸かして作った餡。味付けは無し。

 ・・・実際はこんな綺麗に製粉された粉ではなく、ほとんど「ふすま」ばかりだったらしいが。
 戦時中に食べられていたものなのである。

 こういうものとか、サツマイモの蔓とかでも。
 ほんの70年ほど前まで、口に入れば上等だった時代が、確かにあった。


 全体主義の世に組み込まれれば、大多数の人間の生活なんてそんなものだと言うことである。
 人間は蟻や蜂ではなく、そういう生活をするように出来てもいない。
 だが、蟻や蜂のような社会こそ理想だと勘違いする人は何時の世にもいるらしい。

 そういう人が幾人、ガソリンスタンドに吊り下げられたり穴に投げ込まれて火をつけられたりしても、
 世の中をそういう風に持っていこうとする人は、決していなくならないと見える。

 平和を謳歌していると思える現代社会も、
 そういう風潮に片足を突っ込んでいるんじゃないか。そうでないと何故言える。
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