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 かのSF中篇の金字塔『アルジャーノンに花束を』がTVドラマ化され、今夜から放映されているそうな。

 「・・・あれ?前にもTVドラマなかった?」と思ったがもう13年も前なんだな。ほとぼり冷める頃合か。
 せっかく取得した著作権を眠らすのも勿体無いのかなー、という下世話な勘繰りをしてしまったり・・・ってのもちょっぴり作品テーマに関わってくるというか何と言うか。
 知ってはならぬことなどこの世にはないのかも知れないが、知らないほうが心穏やかで居られることは確かにあるのだ、という。

 本作の原作を読んだのはもうほんの学生の頃だったが。
 その頃にはただ単純に「一人称小説ってこんな手法もあるんだなー」って思ったくらい。
 ヒネた嫌なガキだった自分は内容に描かれてることにはヘイヘイとしてたような気がする。

 その作品の体裁上、叙述的なドラマに仕立てるのはその持ち味を殺してしまうような気もするが、
 以前のドラマは結構好評だったようで。
 あのドライなスタイルよりも、ウエットに肉付けされたほうが日本人の好みに合うのかな。

 人間が生きてゆくうえで求めて止まない「幸福」という概念に、
 この上なく真摯に向き合った内容を、淡々とした「経過報告」のなかに折り込んだ本作。
 どんな形ででも、現代人が繰り返し触れて考えるべきタイトルなのかも知れないね。
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A.V.S.&ドラティア
Posted byA.V.S.&ドラティア

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