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 先日一退が遠出した折。
 大阪駅のホームで、最後の寝台特急トワイライトエクスプレスを見かけたそうな。

 北海道から九州まで新幹線が開通している現代。
 もっと言えば、日本の隅々までも半日程度で飛行機で一っ飛び出来る昨今。
 泊りがけで列車に乗る必然性は確かに薄いのかも知れない。

 だが、「列車に乗る」ということが単なる移動手段でしかなくなって行く、一寸味気ない時代なのかもしれない。
 その廃止を惜しむ声も、そういう気持ちから出ているのだろう。

 一方で。
 時速500kmで列島を疾走するリニアモーターカーの開通も秒読みに入ってきた近年。
 子供の頃から憧れを持っていた夢の超特急の実現が近付いているわけだが。
 ―今となってはさしたるワクワク感も覚えないものだな。
 電力消費やら電磁波やら騒音やら(リニアは静かなのが売りじゃなかったのか?)で懸念も噴出していると聞くし。

 今まで当たり前だったものが夢になり、
 夢でしかなかったものが現実になってゆく。
 前者は甘い思い出に美化されてゆき、
 後者は世知辛い事情に塗れてゆく。

 あの頃思ったとおりの未来に、今決して辿りつけてはいない。そんなもどかしさを覚える。
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A.V.S.&ドラティア
Posted byA.V.S.&ドラティア

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