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 さて、先日も取り上げた伝説の番組のリブート作品『怪奇大作戦ミステリーファイル』。
 ようやく録画を視聴する事が出来た。

 こういうリブートものは正直名前負け感とコレジャナイ感に満ちた微妙な出来だという偏見があってぶっちゃけあまり期待はしてなかったりもしていたのだが・・・


 どうだろう。なかなかどうして『怪奇』してたんじゃないだろうか。


 突然発生する奇妙な事件。誰もが思いも寄らなかった方法で殺害されてゆく人々。
 それは最先端の科学を凶器に、うら悲しい人間の情念が引き起こしたもの。

 そういったかつての『怪奇大作戦』の空気を、見事に現代に蘇らせていたのではないかと。
 (昭和40年代未だ色濃かった戦争の影まではさすがになかったが)

 今時の綺麗な画面ではいまひとつ怖くないんじゃないかな、と思ってたらこれが中々に怖かったり。
 旧作のオマージュ的なものも随所に感じた。『闇に蠢く美少女』なんかは『吸血地獄』『青い血の女』などを彷彿とさせたり。

 何よりも第4話『深淵を覗く者』は旧作の『かまいたち』の完全なリメイク。
 現代にも通じる得体の知れない心理が引き起こす殺人をある意味「理解」してしまう主人公、という危うい構図を見事に再現して見せていたのだった。旧作の岸田森氏と比して、今作の上川隆也氏ではちょっと病的感が足りない気もしたが。

 総合して、
 現代劇としての『怪奇大作戦』の具現としてはまずまず成功だったのではないかと。
 4話中3話のお話の構図が多少似たり寄ったりになってしまった感はあったが、まぁそこは『怪奇』の骨子ともいうべきパターンではあったので良しかな、と。
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A.V.S.&ドラティア
Posted byA.V.S.&ドラティア

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