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 今年もまた、
 巷でオレンジの色彩をチラホラ見かける時期となった。

 そう。万聖節。
 前にも取り上げたが、キリスト教の聖人たちを祭る教会行事。
 聖人を始めとして神の御許に赴いた人々が降臨し、ついでに魔物たちも巷を跋扈する事が許されるという日。
 子供行事的な側面が強いことから、日本で言えば地蔵盆に近いのかも知れない。

 さて、商業転用が見込まれるため近年やたらとプッシュされてはいるがさほど浸透しているとは思えない行事ではあるが、
 ハロウィンといえばまずイメージとして浮かんでくるのが、シンボルになっているカボチャの提灯だろう。

 アレって何だか、知ってる人って多いんだろうか?

 ジャック・オー・ランタン。
 ハロウィンの夜にだけ現れ墓場をさまよう幽霊が掲げる提灯の光。鬼火の一種である。

 生前の行いにより天国に上ることも地獄に堕ちることも許されなかった男の魂が、
 年にたった一晩だけの許しを得て現世に姿を現す。一種の劫罰の形態であり、贖罪のシンボルなのだ。

 恐らくは教会の訓話がその起源なのだろうが。
 天上の聖者にも地獄の悪魔にもそっぽを向かれたという男が、今や世界中の子供たちのアイドル的存在となっているのは、不思議というか皮肉というか。
 
 神様って言うのも、なかなか粋な計らいをするじゃないか。うん。
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A.V.S.&ドラティア
Posted byA.V.S.&ドラティア

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