共謀空間FC背景

共謀空間FC

とりあえず、相手をぶん殴ろうってとこから出発するのが人間の悪いクセ。

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筐の底。

 ヒーロー番組の本来のターゲットは、本来3歳以上15歳以下程度の「子供」。
 「子供」が見て楽しむことを前提にして作られている。

 だが。
 その時々は単純に「面白い、かっこいい」と思って見ているだけで、そこに描かれている事が何なのか分からなくても。
 いつか、「ああ、あれはこういうことだったんだ」と思い至ることもあるだろう。

 そんな「いつか」を、
 ヒネた大人になった自分などは今、生きているのかも知れない。

 そんなヒネた大人のヒネた目線で見た日曜朝のヒーロー番組。例の如くレビュウ。


 『烈車戦隊トッキュウジャー』。人の心から闇を搾り出す魔性シャドウから光の戦士へ生まれ変わるためのイニシエーションを「名前」により行う、所謂「名前を呼んで」エピソード。もしかしたら闇の皇帝ゼットが求めて止まぬものを、命名・明はその目の前で手に入れてしまったのかも知れない。そんな彼とは違いそのあり方自体が光とは相容れない宿命のゼットにとって、その様は福音なのかそれとも絶望の象徴なのか。だが、光と闇とは相容れぬと同時に一体のものでもある。ゼットが光を否定せず憧れるように、トッキュウジャーの面々も一度は自分たちを飲み込んだ闇を否定せず受け入れるべきなのかもしれない。闇を出自とする新たな仲間は、その契機となりうる存在なのかもね。

 『仮面ライダー鎧武』。あらゆる災禍が詰まった箱を開いてしまい世界が悲哀と苦悩に満ちた後、箱の中に最後に残っていたのは「希望」だったと言う神話。これはどんなに艱難辛苦に満ちた世の中でも人は希望を拠り所にして生きていくべきだという訓戒だと言う一方、希望こそが人を苛む最後にして最大の災禍だとする説もある。自分だけが現実を捉えていると嘯き希望とは死に到る病だと断じる光実はその耐えがたき災禍を捨て去り(自分自身だけが)納得できる世界を作ろうと画策。結局それは何も試す前に全てを諦めてしまう人の賢しさゆえの弱さそのもの。その挙動はただ我武者羅なだけの絋汰にどんな影響をもたらすのか。
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2014/06/29 [23:59]

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