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 恐らく、ほとんどの人間は
 「快感」を得るために生きている。

 「快感」とは何か。
 突き詰めればそれは、生存戦略の一手段。
 生き延び種を存続しうるように、行動に指向性をもたせるためのもの。
 快感を得るために行動すれば、基本生存繁栄することができる。

 旨い食物とはすなわち栄養に富んだ食物だし、
 高いところが気持ちいいのは遠くまで見渡せ敵の接近に気付けるから。
 身体を動かし続けていると気持ちよくなってくるのは早く、遠く逃げられるように。
 他者を攻撃するのが気持ちいいのは積極的攻撃により能動的に身を守れるように。
 もちろん、生殖行動が気持ちいいのは種の存続繁栄のためだ。

 
 ―進化の末、知恵とかいうものを身に付けることにより、
 人間はある意味、非常に生存しやすい生物になることが出来た。
 知性的に環境を整えることにより、思考だけで生存繁栄できるようになったのだ。

 だが。
 快感を求めると言う、脳の性質は消えずに残った。

 その結果、
 生きてゆくのに基本必要の無い、快感の代用品を次々とこしらえるようになってしまったのだ。

 
 所詮は代用品。
 脳をだましているに過ぎない。
 偽りの「快感」はだがエスカレートして行き、場合によってはむしろ生存を脅かす要素にまでなってしまった。

 飽食し、殺し合い、犯し合い、そして自壊する。
 すべては生存戦略の裏返し。何とも皮肉な話である。



 ―人気歌手の薬物騒動に際して取りとめもなく思うこと。
 アーティストがクスリに手を出すなんて話は度々聞くが、インスピレーションが沸いたり全能感に満ちたりというのは本人の錯覚に過ぎない。クスリをやってるアーティストなんて、往々にして「使い物にならない」のが実際のところなのだ。
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A.V.S.&ドラティア
Posted byA.V.S.&ドラティア

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