二本差しに負けないために。

 ―久々にニュースから一くさり。


 3Dプリンタで発砲可能な銃を作った大学職員が逮捕された、という報道は周知のとおりだろう。
 「欧米的思考をしている」と自称する件の輩曰く、「か弱い女性などが身を守るためにも銃は必要。人々の自由と尊厳を守るために銃の普及を訴える」とのこと。

 この言い分を聞いて「一理ある」とか思った人。



 騙されてはいけない。



 これは詭弁にすらならない戯言のレベルである。
 自分の主張を正当化するため、女子供を引き合いに出して口実にしているに過ぎない。

 彼の思い描く「理想」がもし現実になった場合、社会が安全になったりするはずもなく、
 より多くの人々が自由になるどころか理不尽な不自由を強いられることになることは自明の理である。

 彼はただ、自分自身が「撃たれる側」でなく「撃つ側」になりたいだけなのだ。
 面と向かってこう言う旨のことを言われたりしたら、「こいつ撃ち殺したろか」「俺の銃向けられてもそんなこと言えんの?」などと思うことだろう。すなわち、それが本音なのだ。


 現在の世の中、残念ながら皆が信頼し合って幸せに暮らしてゆくことなど確かに出来ないのかもしれない。

 だが。
 皆が皆両手を後ろに隠したまま作り笑いを交し合う世界のどのへんに、自由や尊厳があると言うのか。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

A.V.S.&ドラティア

Author:A.V.S.&ドラティア
 脳味噌無駄遣い道を探求する共謀者たち・一退役兵とドラティアが関西辺境から世界を睥睨しつつ発信するためにならないブログ。

 旧『共謀空間』はこちら

分析生物飼育槽

投票ボタンなんだそうな。

blogram投票ボタン

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索