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共謀空間FC

この世の誰も彼もが、「〇〇日後に死ぬ××」。

「現代っ子」の定義。

 本来ならばオリンピックイヤーとして華々しい栄誉を振りまくはずだった2020年。
 世界中に「どうしてこうなった」という想いが蔓延しているのが現状なわけだが。

 この国においては全大会の頃1960~70年代の上り調子一辺動な気風にあやかろうという意図が見え見えだったりして、
 そこに水どころじゃないものを差されてその消沈っぷりも一際と言うところのようにも思える。


 さてそれはさておき。
 この春から放映開始されたアニメの中に「ハクション大魔王2020」というのがある。


 実に半世紀前に放映されたタツノコプロを代表するギャグアニメ。その正統続編。
 最終話で唐突に100年の眠りにつき視聴者の涙を誘った嘘が嫌いで情に厚い魔法の壺の大魔王が、その眠り半ばにして再び現世に舞い戻ったわけだが。

 何やら彼らにとってはひと眠りにも満たないであろう50年と言う歳月のうちに激変した世間と人とに戸惑う様を描くちょっとシニカルな作品になってるように見えるんだな、これが。


 前作主人公の孫である主役少年は夢も覇気もなく日々平穏無難に過ごすことを標榜している21世紀的現代っ子。
 せせこましく世知辛い環境に慣れ魔法に頼るほどの欲さえも薄い、昭和期からは考えられないような子供である。

 そんな彼に50年前のノリを残したままの壺の魔神が関わってゆく、そんなお話のように見えた。何となく、立場が逆転してるんだな。

 昭和期のイケイケムードをどうにか現代に引っ張り込もうとしてる世情に対する、
 何とも皮肉めいた一つの提言のように見えるのは、穿ち過ぎなんだろうかね?
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僕は群れからはぐれたMissing child。

 最新食玩の体裁を借りながら、
 扱うのは’80~’90年代のアニメ・特撮作品ばかりというまごうことなきおっさんホイホイシリーズ、
 バンダイのスーパーミニプラ。

 そのシリーズが扱うタイトルの一つに、
 『機甲界ガリアン』がある。
 DSCF0479.jpg


 かの『ダグラム』『ボトムズ』を世に送り、
 当時サンライズ作品群において富野由悠季監督と双璧をなすラインを作り出した高橋良輔氏の手による作品の一つ。

 中世的文明レベルの惑星アーストにおいて発掘兵器を用い覇道を唱える征服王マーダルに同じく古代文明のロボットで立ち向かう亡国の王子の物語である。

 魔法の類こそないもののファンタジー世界にロボットが闊歩する『ダンバイン』などと同じカテゴリのTVアニメではあったが。
 登場するロボット兵器・機甲兵の扱いはいささか特異なものだった。

 遺跡から掘り出される古代文明の遺産であり、デザインもファンタジックなものだったのだが、
 完全に「人が使うただの道具」として扱われていたのだ。

 典型例が中距離から火力制圧を行うタイプの「重射兵」だが、
 その照準はまず照準射撃を行ったうえでジョグダイヤルで補正するという現行の戦車などと同じもの。
 そんな風に、CBアーマーやATなどと同じ「道具」でしかない。

 他の機甲兵とは一線を画した主役メカでさえ、最終的には主人公に乗り捨てられてしまうのだ。

 いわゆるバロウズ・タイプの世界観を引用しながら、
 微妙にお約束から外れたテイストを盛り込む。
 そんなある種の気概を持って送り出された、この時期のサンライズ作品の一環ではあったわけね。

 やはり、挑戦の時代ではあったんだろうね。現在に至るコンテンツ文化の下地を作った時期でもあるのだろうね。
 
 

アクセスフラッシュ2018。

 カレンダーは神無月に入り。
 今年も最終クールに突入したわけだが。

 この秋季開始アニメの中に、
 特撮ファンの端くれの風上にそっと置いておいてほしい身の上としては見逃せないタイトルがひとつ、入っているわけで。


 『SSSS.GRIDMAN』。

 そう。今を去ること25年前放映されていた、
 現代のネット社会を先取りするにも程があった円谷プロ制作の特撮ヒーロー番組『電光超人グリッドマン』を原型としたオリジナルヒーローアニメである。
 四半世紀を経てようやく時代が追いついたとも言われ話題を呼んだこのタイトル。
 旧作を知る身としては注目せざるを得なかったのだが。

 今どきの深夜アニメから、突如として週末夕方から日曜朝のノリに変わるその作風は中々に楽しめたのだった。

 旧作をはじめとする様々な円谷作品から引用した小ネタをちりばめつつ、
 日常の鬱屈を晴らそうとする「誰か」、それに力を貸し怪獣を具現する電子の悪魔、
 そして少年と一体化して怪獣と戦うハイパーエージェントとそれをコンピューターで支援する友人たちという懐かしい図式を見事に再現していたわけだね。
 徹底的に特撮巨大ヒーローものの戦闘アクションを意識したバトルシーンも見もの。「特撮スタッフが作りたかった」「特撮ファンが見たかった」映像を、アニメでもって具現しているように見える「分かっている」絵なんだよね。

 記憶喪失の主人公やらその周囲に現れる謎の人物たち、
 旧作では電子空間で人知れず繰り広げられていた戦いがどうやら衆目に晒されているらしいことなど、新作ならではの要素も加えられている。明快なヒーローものだけでは終わらなさそうな雰囲気なのだな。

 これは毎週の楽しみが増えた気がする。今後にも期待。

老舗の尊さ。

 昨夕の話だが、
 また『天空の城ラピュタ』がTV放映されていた。

 もうこのブログが始まってからも何回放映されたか分からないくらいなのだが、
 実に30年以上前のアニメ作品なんだよね、これ。

 それでも今見ても全く古臭さを覚えない上、
 何回見ても面白いというのはやはり凄い。
 …まぁ、現某ゴム海賊の中の人の声は随分と若いけどね。


 誰もがいつ見ても好きになるから王道と言う。
 だが、それを衒いなく、そして単なる陳腐に堕さぬように形にするのは相当に難しい事なのだろう。

 それをやってのけるのは、何のかんの言って大変な事なんだ。きっと。

ひと昔からの帰還。

 先日『地獄少女』が10年ぶりの復活とか書いたが、
 今季は他にも『グルグル』だの『タイラー』だのと言った懐かしいタイトルが帰ってくるという何だかよく分からない状況になっているアニメ業界である。
 懐かしさで釣るのも戦略の一つなのか、新世代に門戸を開いているのか。

 ―そんな中。
 どういうわけか唐突に『天元突破グレンラガン』の放映が始まっている関西圏である。
 テレ東系列の放映だったのでこの辺では見られなかったタイトルなんだよね。
 これも10年前の作品だと聞くと、何とも言えない気分になる。そりゃこのブログだって10年続いてるからねぇ。

 こうして見てゆくと、
 2000年代後半と言うのはアニメ放映が深夜枠中心になる傾向をほぼ決定づけた時期だったんだろうな、と。
 このころ形成された雰囲気が現在まで続いている感じがするわ。

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