愚者を装う賢者を畏れよ。…ただしこの世にはその逆ばかり多い。

# 老舗の尊さ。

 昨夕の話だが、
 また『天空の城ラピュタ』がTV放映されていた。

 もうこのブログが始まってからも何回放映されたか分からないくらいなのだが、
 実に30年以上前のアニメ作品なんだよね、これ。

 それでも今見ても全く古臭さを覚えない上、
 何回見ても面白いというのはやはり凄い。
 …まぁ、現某ゴム海賊の中の人の声は随分と若いけどね。


 誰もがいつ見ても好きになるから王道と言う。
 だが、それを衒いなく、そして単なる陳腐に堕さぬように形にするのは相当に難しい事なのだろう。

 それをやってのけるのは、何のかんの言って大変な事なんだ。きっと。
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# ひと昔からの帰還。

 先日『地獄少女』が10年ぶりの復活とか書いたが、
 今季は他にも『グルグル』だの『タイラー』だのと言った懐かしいタイトルが帰ってくるという何だかよく分からない状況になっているアニメ業界である。
 懐かしさで釣るのも戦略の一つなのか、新世代に門戸を開いているのか。

 ―そんな中。
 どういうわけか唐突に『天元突破グレンラガン』の放映が始まっている関西圏である。
 テレ東系列の放映だったのでこの辺では見られなかったタイトルなんだよね。
 これも10年前の作品だと聞くと、何とも言えない気分になる。そりゃこのブログだって10年続いてるからねぇ。

 こうして見てゆくと、
 2000年代後半と言うのはアニメ放映が深夜枠中心になる傾向をほぼ決定づけた時期だったんだろうな、と。
 このころ形成された雰囲気が現在まで続いている感じがするわ。

# イッペンシンデミル2017.

 今日から7月。ステージは夏季クールに移る。

 懲りずに深夜アニメウォッチャーやってる共謀空間さんとしてはそれなりに今期の新番組をチェックしているわけだが。
 今季は何だか懐かしいタイトルの復活もちょこちょこ目に付いたりもする。


 そのうち一つが。
 『地獄少女 宵伽』。


 そう。かの「見れば見るほど気が滅入る」を謳い文句にした元祖にして究極の鬱アニメ。
 声優・能登麻実子の出世作ともなった問題作が、実に10年のブランクを経て帰ってくるのだ。

 依頼者も死後地獄に堕ちる、というシステムにより、よくある復讐代行ものの持つ爽快感を完膚なきまでにそぎ落とし、
 誰も救われない後味の悪さを楽しむことを視聴者に強要する、闇深い人間ドラマ。
 回顧録6話に新作6話と言う体裁ではあるが、まさかの復活である。
 実は本ブログでも度々取り上げたタイトルである。というと長く続けたことを実感せざるをえなかったりするのだが。

 果たして。前3期で嫌と言うほど知らしめたその空気を、今いかにして展開するのか。
 個人的に興味の尽きぬところではある。

 

# 悲しくてやりきれない。

 また、大変に今更ながら、
 昨今の話題作をようやく鑑賞する。


 『この世界の片隅に』。
 昨年初冬静かに公開されて後、『シン・ゴジラ』も『君の名は。』もぶっちぎって話題と各賞をかっさらったアニメ映画。
 近隣においては、詳述はしないがちょっとしたご縁も出来ての配給である。


 ご覧になった方も多かろうとは思うし今更感想などおこがましくもあるが。
 「絵が好きで少々夢見がちな女の子が戦前から戦後に及ぶ圧倒的な現実に晒される」という、ただそれだけのことを丁寧に丁寧に描いた作品だった。
 戦争と言うあまりにマクロマティックな事象の元で、ささやかな個人の主観だけが虚実入り混じりながらも淡々と流れてゆく。
 そうすることで、「片隅から見た世界の形」を逆説的に表現する、そのことに腐心した画面だったと思う。


 足りないものはあまりにも多くて。
 無くなってゆくものもさらに多いのだけれど。

 あるものをかき集め、
 残ったものをつなぎ合わせて、そうやって続いてゆく。

 逞しいと表現するには聊か危なっかしいけれど、それでも生きてゆく。

 その様がどうしようもなく愛おしく、見る人の心をとらえるのだろう。

 同じく広島を舞台とした『はだしのゲン』が作中で言われるような「踏まれてもなお伸びる麦」の物語としたら、
 こちらは「風に乗るタンポポの綿毛」のような、そんな物語。

 そんな、何とも表現しがたい気分にさせられる鑑賞感なのだった。

# 「ジャイアーン、久し振りに野球やろうぜ」

 また一人、
 子供の頃から慣れ親しんでいた声の人がいなくなってしまったな。

 肝付兼太氏。
 『ドラえもん』のスネ夫と言えば大人世代にはすぐ出てくるあの声の方。
 あの、唯一無二と言っていい独特の声音。聞けばすぐにわかる声優さんなんて昨今はあまりいないんじゃないかな。

 『銀河鉄道999』の車掌、『サイボーグ009(新)』の007などのムードメーカー的バイプレイヤーも印象に強く、
 我々の世代付近で名前を知ってる声優を上げるとすればまず間違いなく五指には入る人。

 訃報にはいつもやるせないものを覚えつつ、
 自分自身も歳を取ったと思い知らされる。


 昭和の、ブラウン管TVから流れてきたお馴染の声たちに思いを馳せつつ、ただ黙祷。

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