愚者を装う賢者を畏れよ。…ただしこの世にはその逆ばかり多い。

# 三代目 大谷鬼次ノ奴江戸兵衛。

 世界に冠たる人類の至宝たる芸術作品の数々を、
 大胆不敵にもアクションフィギュアにしてしまうアタマのオカしいfigmaシリーズ、
 フリーイングの『テーブル美術館』に久々の新作が登場。

 遂に、日本が世界に誇る浮世絵をフィギュア化するという暴挙を敢行。
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 幻の絵師と言われる東洲斎写楽の手による役者絵の代名詞がその生贄モチーフとなった。

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 河原崎座の「恋女房染分手綱」に取材。この演目の敵役である鷲塚八平次の手下の一人を描いたもの。
 悪役キャラクターならではの緊張感を見事に表現した傑作。

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 …バストショットしかない人物画の全身なんてよく作ったものだよね。

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 どう考えても写実からは程遠い絵柄の顔を立体化するという無茶をやらかしているが、どの角度から見ても破綻はない。

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 かなりケレンの利いた手の表情が評判だが、さすがにそれを立体化するのは難しかったか。

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 下半身は言ってしまえば捏造。
 尻を絡げて褌を晒した格好は実際の舞台衣装に取材したものか。
 脚の表現なども浮世絵の全身画を参考にしたと思われる。

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 着物には丸屋の定紋。

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 背景部分は『叫び』と同じくプラ枠のついたボードで、スタンドに立てて使用。

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 着物の袖に腕を通した状態の上半身が付属。
 固定上半身から下腕を移してくる必要あり。
 これでフル可動状態になる。

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 全身のバランスを考慮したやや小さめの頭部も付属。
 可動フィギュアとは相性の悪い着物姿だが巧妙に処理。

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 固定上半身から袖だけを差し替えて懐手状態も再現出来たりする。

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 帯には刀を取り付けることが出来る。
 浪人なのか二本差し。妙に豪華な拵えだがまぁ演劇用小道具ってことで。

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 柄を外し、抜き身を持たせて抜刀状態も再現可能。

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 役柄には不相応かもだが見得を切らせてみる。
 褌の前垂れのせいで下半身の可動が難だが、何気に可動性能も優秀なのだ。

 誰も想像できなかった「動く浮世絵」を見事に実現してしまった狂気の一作。
 妥協のない作りこみの上オプションもサービス精神旺盛でかなり遊べてしまうから悔しい。

 さて、次に予定されているのも日本画。また酷い題材を選んでるなぁ…

 

 
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# Skrik.

 誰もが知ってる芸術作品の誰も知らない側面を、誰も頼まないのに引きずり出す。
 頭のおかしいfigmaシリーズ「テーブル美術館」に、

 20世紀初頭表現主義絵画の金字塔『叫び』が登場。
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 生きる事への不安や苦悩を描き続けたノルウェー最大の画家エドヴァルト・ムンクの代表作。
 赤い空の下フィヨルドにかかる橋の上で、どこからともなく響いてくる自然を貫く果てしない叫びに恐れおののき耳を塞ぐ人物の姿。

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 初の油絵モティーフのテーブル美術館で、複雑な塗装でもってその質感を再現している。
 ミュージアムショップのジョークグッズのバルーンとしては見たことあるが、まさかこういう形で立体化されようとは。

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 極限の恐怖をその形相に刻む顔立ちを克明に再現。

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 リアリティのないデフォルメされた人物像ながら、立体物としても違和感なく処理されてるのが凄い。

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 デザイン上脚はないが、体は5か所のジョイントでくねくねとフレキシブルに動かすことが出来る。
 底面にはマグネットが仕込まれ、重みで安定する上鉄のところにはくっつけることが可能。

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 背景はプラパーツを組み合わせた外枠に囲まれている。
 figmaスタンド基部に差し込んでディスプレイが可能。

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 背景だけ使ってもいろんな人に叫びを聞かせることが出来る。

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 脚がない一方両腕の可動は大変優秀で、豊富な交換手首で非常に豊かな表情をつけることが可能。

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 …「スクリーム」ってホラー映画あったな。

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 不安感を掻き立てる絵もこういうポーズにするとただの退屈そうな人に(?)

 いやもう。何故これをアクションフィギュアにしたのか小一時間問い詰めたい気もするが知名度からしてみるとセレクトは順当な気も。
 こんなクレイジーなアイテムも近年珍しい。

 さて「テーブル美術館」は今後新作はしばらくお休みする模様だが、今後も狂気に満ちたラインナップが予定されてるらしい。
 気長に待つとしようか。
 

# 誰もいないと思っていても。

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 死にデモ。(何)

 世界の名だたる芸術作品をアクションフィギュアにしてしまう、figmaの『テーブル美術館』。
 新作は特定の作品ではなく、様々な絵画彫刻に描かれることの多い「天使像」。

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 天使を「羽根を持った小さな男の子」としてビジュアライズするようになったのは近世以降。
 ローマ神話のキューピッドがそのイメージの元になったようだ。

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 figmaとしては歴代最小クラスで、通常のものの3分の2程度のサイズ。
 その分可動範囲もさほど広くはない。

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 小さい分本体は2体セット。
 
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 あどけない造形の顔立ち。

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 背中の羽根もfigmaジョイントと軸で表情豊かに可動。

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 繋いだ手首で組み合わせることも可能。
 figmaスタンドは2セット付属。

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 ラッパ。左手首と一体。
 吹くために頬を膨らませた頭部も付属。

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 弓矢。これらの付属品はブラス風に塗装されている。教会装飾の大理石像などで見かける方式。
 オプションは一つずつしか付属しない。

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 ブリュッセルの有名な噴水像「小便小僧」風に仕立てるオプションも付属。こういうことやらかすのがテーブル美術館。
 台座が付属するが固定できないため、実質自立は不可能。

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 …ちなみに○○○は左手首と一体で、本体の○○○の上にかぶせるようにする。○○○オン○○○。

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 愛らしいが何となくイラッ☆とする感じも味わい。

 特定の作品ではない分汎用性も高く様々なディスプレイが可能。
 今後もちょっとクレイジーなラインナップが続くな、このシリーズ。

 
 

# Homo Vitruvianus

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 誰もが知っている芸術作品の誰も知らない側面を、誰も頼まないのに暴き出す。
 figmaのちょっぴり頭のおかしいシリーズ『テーブル美術館』。
 第4弾はルネサンスの巨人、万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの手による「ウィトルウィウス的人体図」である。

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 古代ローマの建築家ウィトルウィウスの著書『建築論』の記述を人体に当てはめて描かれたドローイングの男性像。
 「プロポーションの法則」「人体の調和」などとも呼ばれ、人体の理想的なバランスを表していると言われる。

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 羊皮紙にインクで書かれたドローイングを元にした、初の絵画モデルのテーブル美術館。
 大理石像のような質感になっている。
 よって誰も見たことのない後姿も拝むことが可能。

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 元絵の厳めしい顔つきが立体になることでさらに厳つく。

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 そのバランスを証明する円と正方形をあしらった背景部分はシートとして付属。
 figmaスタンドに差し込んで立てることが可能。

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 絵画としてはこれでよいのだが、ものとしては四腕四脚の異形のアクションフィギュア。
 なまじよく動く分奇想天外なポージングが楽しめる。
 ただし、元絵再現の関係上左脚の付き方にだけ癖があるのがちょいと惜しい。

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 胸から上と太腿を交換することで全うな四肢の状態にも差し替え可能。

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 こうするとただの真っ裸のおっさんのフィギュアでしかない。

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 芸術と自然科学の融和を示す名作のはずが。どうしてこうなった。

 何というか。理屈を聞けばなるほどだけど一見異様な絵画を元にした分、シリーズでも最高に狂気を感じる一品になったような。
 彫刻の名作3種を消化した後どんどんフリーダムになってゆく気がする当シリーズのラインナップ。いいぞもっとやれ。

# 久々ハズレ。

 本日はね、玩具レビュウの予定だったのよ。

 モノはこいつ。
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 ・・・しかしエラー品つかまされ、
 手首の一つが穴埋まっててはめ込めない。
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 よってまた交換の手間をかけねばならなくなった。
 それが済むまで、紹介はおあずけ。

# プロフィール

A.V.S.&ドラティア

Author:A.V.S.&ドラティア
 脳味噌無駄遣い道を探求する共謀者たち・一退役兵とドラティアが関西辺境から世界を睥睨しつつ発信するためにならないブログ。

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