出版ブラックジョーク。

 …じょ…冗談だろぉ…
 



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 前巻発売から2年半しかたってない!!


 というわけで。日本三大シェフの気まぐれコミックの一角の最新刊がリリースされた。
 件の3タイトルの中では最近気持ち悪いほど連載が途切れていない本作。どうしたナカツ何があった。
 しかも単行本出ても続いてる!?天変地異の前触れか!?スタント遊星来るのか!!?


 とまぁ。
 普通に考えると決して早くはないペースでのリリースでも不思議な気分にさせられる本作。
 相変わらず発売だけでもネタになるのが可笑しいよ。絶賛?発売中。
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古き良き宇宙。

 リバイバル企画など昨今枚挙に暇がないが、
 コンテンツ関連にも接して長いと、時として思わぬタイトルが復活してたりする。

 最近本屋に赴くと、
 非常に懐かしいタイトルをマンガ雑誌コーナーで見つけて軽くビビる。


 『クラッシャージョウ』。
 もう40年以上前の、高千穂遥原作の和製スペースオペラの名作。
 原作挿絵を担当し、劇場版アニメの監督も務めた安彦良和氏の弟子筋によるコミカライズの模様である。
 第1話の扉絵には安彦氏のメッセージも載ってたそうな。

 いやもう本当に。
 惑星テラフォーミング業から発展した宇宙の便利屋稼業チームの活躍を描いたSFアドベンチャーで、
 今となっては昭和の香りに満ちたレトロフューチャー感すら漂うような作品ではあるのだが。
 それを近年の安彦氏のものに沿った絵柄で見事に再現してあるのだな。
 内容は原作小説2巻「撃滅!宇宙海賊の罠」によるもの。何かこのタイトルだけでも時代を感じるじゃないか。

 何と言うか。小難しい理屈が先行しがちな今日日の創作物界隈、
 こういう「夢と冒険の舞台」としての宇宙を描く作品には「こういうのでいいんだよ」って気持ちになってくる。
 今回でこのタイトルに初めて触れる人がどう感じたかも、ちょっと聞いてみたい気がしたのだった。

さよなら物質世界。

 戦後70年の節目といわれる年も残すところカレンダー1枚となった折に、訃報がひとつ飛び込んでくる。


 そう、このブログでも何度か取り上げた事のある漫画界の大御所、水木しげる氏。
 地獄の南方戦線を生き抜き、激動の戦後昭和の辛酸を舐め尽くした生き証人でもあったかの偉大なるクリエーターが、よりによってこの年に「もういいだろう」とでも言うように肉体を捨て、愛して止まぬ霊異の世界に旅立ってしまわれた。

 基本的に「人は死んだらそれっきり。死後の世界なんてどこにもない」と考えている性質なのだが、
 この人ばかりは何だか「在り方がちょっと変わっただけ」って気がするね。


 恐らくは、人と人間社会の暗黒面など嫌というほど見続けたであろうかの御仁。
 だが同時に、その闇に潜み蠢くものたちを深く愛してもいた。
 古来の妖怪絵師たちの仕事を引き継ぐように、また新たに人の心の闇が生み出す異形に形を与え続けた、それは浮世離れしているようで実は人の心に寄り添い続けたということであろう所業。

 その仕事が現世にあっては途切れてしまう事はさびしいが、不思議と悲しくはない。
 だからお別れなど言わない。ただこの機に、そう思わせてくれるような偉業を遺してくれた創造者に、ささやかながら感謝の意を。

もの作るってレベルじゃねぇ。

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 ・・・この奥付を見ただけでも何の冗談かと思ってしまっても致し方あるまい・・・

 そんなわけで。
 日本出版界でも最大級のバッドジョークなんじゃないかとも思われるこのコミックが、
 ようやく発売の運びとなった。

 ―新刊が出ただけでネタになるという時点ですでに冗談だよ!!

 そんなわけで。
 「作者の我儘は何処まで許されるのか」というチキンレースを天下の角川お墨付きでやらかしているんじゃないかと言う本作。
 内容もお話自体は9年のブランクなどなかったかのように何食わぬ顔で続いている一方固有名詞やデザインを根本から変えてしまっているというもはや冒険と呼ぶのもアホらしくなってくるようなことをしてしまっている。
 「これはアレのことだな」とかいちいち脳内で参照しながらじゃないと読めないなんて、続きものでは絶対やっちゃいけないことなんじゃないだろうか。

 やっぱりね。
 もの作って人に売って金取る以上、それなりの緊張感って要るんじゃないかと思うのよ。
 もうノベルティだけで食っていけるようになってしまうと、クリエーターって終わりなんじゃないか。

 まぁ、これは極端なモデルケースだと考えたほうがいいのかもしれない。他に例がないし。
 そう思っていれば、しょうがないから付き合おうかって気にもなるさね。何か騙されてる気もするけど。
 

版元公認我儘。

 聞くところによると。
 某日本何時終わるんだ三大コンテンツ系コミックのひとつの第13巻が来月発売に決定したそうだ。

 この作品の連載がアニメ誌上で始まったのが実に30年以上前。
 
 そして。前巻がリリースされたのが 9 年 前 である。


 こんなアホ臭いペースで尚も続いているコンテンツは多分、他にはない。
 同人作家でもまだマシなことすると思うよ?


 本来金取ってすることじゃねぇってレベルの事が罷り通ってるってのは、
 ある意味、一種のモデルケースなのではないだろうか。
 才能はまぁあるんだろうけれどこだわりの強いクリエーターの好き勝手にやらせて商売が成り立つかどうか、という。

 ・・・まぁ実際、もう何もしなくてもノベルティだけで食っていけるのがかのクリエーターの実情かもしれない。
 凡そ創作者と言われる人種のひとつの理想を極めているのがかの御仁なんじゃないだろうか。

 事実、他の誰にも真似できないヴィジュアルを作り出す人ではある。
 同系のコンテンツに与えた影響は計り知れない。

 それを野放しにした結果がこれである。呆れ果てるぐらいの事はさせてもらおう。

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